Feeling
Season
hidenori Ueno 2014.11.18
身近な木々の紅葉が目立って秋本番。
・・・というより、急に冬の便りを渡されたような感じだ。
急に気温が下がった。
自分の小さな頃で言う「秋」と、今感じる「秋」はかなり違う。
緩やかに気温が下がっていって、徐々に色付き、落葉する木々。
夏からの緩やかなダイブ。溶け合った水彩絵の具の様な。
「そろそろ秋だね」と、少しずつ秋を感じていたのはいつの日か。
最近は春と秋が短く、夏と冬が長い気がする。
昔よりも境目がはっきりとしているような気もする。
その上、境目に線があるとするならば、真直ぐな線ではない気がする。
豊かな世界
hidenori Ueno 2014.12.9
-ある時、この世界のことを教えてもらった。
「アレ」は「ああいう物」、「コレ」は「こういう事」、
「ソレ」は「そういう意味」
っていうふうにね。それぞれ別なんだよって。
そうやって、日常に「アレ」「コレ」「ソレ」が詰まっていることを知った。
-知っているでしょう?
わたし達は見方によって変身してしまうし、
アナタを変身させることも出来る。
それに、アナタの「アレ」「コレ」「ソレ」と私の「アレ」「コレ」「ソレ」は、
一緒だし、重なるし、似ているし、・・・でも、違うよね。
少し離れて、距離を置いてみたら、よくわかるはず。
-きみたちと最後に遊んだのはいつだったかな?
きみたちと一緒だと、とっても楽しいんだ。
でも・・・私の言葉たちに居場所を探してもらうと、
急にみえなくなってしまう。
解ったふりじゃなくて、きみたちの豊かな世界に触れていたい。
そう。そのスキマに。
Contemporary SYO?/ 現代書?
2014/12/8 樹里
akiさんにライブパフォーマンスを一緒に作りませんか?と誘われ、すぐに関わる事を決めた。その日から、ぼんやりとしか知らなかった現代書という世界に、改めて出会い始めた。
先日、書の展覧会にお邪魔した時に拝見した沢山の書は、ぎりぎり文字と解る絵画のようなものから、いったいどの部分が書なんですか?と聞きたくなるようなものまで。さらに筆すら、墨すら使わない書と様々。
私は驚いていたのだけど、書の世界では既に何年も前から変わらない、当たり前の光景なのだそう。
その事実も興味深く、また驚く私。
帰り道、akiさんとの話は、手で書く“書”の向こう側について散々に盛り上がりました。
さて、このパフォーマンスは何処に着地するのでしょうか。
Partner / 相棒
2014/12/10 aki
今回、西岡樹里さんと長い制作期間を過ごしている。
初めてのダンサーとの共演、共につくる時間のなかで育つ作品。
思わぬタイミングで、意外な提案をする相棒がいることは、
平面作品や空間展示を一人でつくってきた私には新鮮な体験で、
相手があることを楽しみながら、クリエイションに臨んでいる。
場所。
2014/12/11 樹里
パフォーマンスのために、長い時間、灘区民ホールのスタジオスペースを使わせて頂いている。そこは地域の方も利用するホールロビーの一角にあって、大きな窓と鏡、最近設置された真っ白のリノリウム[床]が心地良い場所。(設置後の利用者第一号として使わせて頂きました!)
側を通る地域の方々の気配や、時間ごとに変わる日差しを感じながら、1月までじっくりと「書とダンス」の実験?は続いていく。
ホールにお越しの際に私たちに気づいたら、是非ちらっと覗いてみて下さい。夜は逆光のため、窓の外からでも中の様子が伺えるよう。
ある日の稽古風景 / In our creation
2014/12/18 aki
(Photo by aki)
まっさらのリノリウムが
貼られたある日
置きチラシ / The distribution of Flier
2014/12/21 aki
今回の公演は、灘区民ホール主催のため、たくさんの公立の施設でも置きチラシをしていただいている。チラシのビジュアルは、このWebでも見られるけれど、私の書家根性(?)のせいか、紙を手に取って受けとめる感覚は、Webとはまた違っている気がして、紙のチラシがたくさんの方と出逢ってもらえるといいな、と思う。
実はこのチラシ、実は刷り上がるまでにいろんな出来事があって、この形になったもの。その話は、またいずれ機会があれば。今日現在、置きチラシをしてくださった場所は下記の通り。お近くのどこかで、是非、紙のチラシと出逢ってください。
(ホール・劇場・ライブハウス等)
ダンスボックス、旧グッゲンハイム邸、HOP KEN、あじさいホール、ピフレホール、神戸新聞松方ホール、神戸朝日ホール、アイホール、いたみホール、伊丹アイフォニックホール、門真市民文化会館、甲東ホール、西宮市フレンテホール、西宮市民会館、プレラホール、郷の音ホール、明石市民会館、明石市立西部市民会館、メイシアター、ザ・フェニックスホール、摂津市民文化ホール、川西市みつなかホール、ベガホール、新神戸オリエンタル劇場、京都芸術センター、山口ホール、ピッコロシアター、ドーンセンター、三木市文化会館
(美術館・ギャラリー等)
ギャラリー島田、神戸アートビレッジセンター、県立美術館分館「原田の森ギャラリー」、県立美術館「芸術の館」、音楽ホール&ギャラリー里夢、大阪音楽大学音楽博物館、神戸文学館、明石市立文化博物館、芦屋市立美術博物館、大阪大学21世紀懐徳堂
(公共施設)
神戸市内各区民センター、勤労市民センター、勤労会館、文化センター、文化会館、地域福祉センター、神戸学生青年センター、兵庫県立芸術文化センター、灘図書館、鶴甲会館、神戸芸術センター、尼崎市総合文化センター、芦屋市民センター、しあわせの村 研修館ホール
(その他)
神戸映画資料館、パスタン・カフェ、凱風館、夢創館、PIAジュリアン、ヤマハ 神戸店、宝塚宝塚市文化振興財団、伊丹市文化振興財団、大阪音楽大学、神戸大学、六甲台ビラ、千山荘、きしろ荘、ロングステージ灘、ブルーバレイ、ハピータウンKOBE、うみのほし、きしろ長寿の里
紙が登場。
この紙たちが
公演でどんな風に
なるのかは
まだ秘密。
ある日の稽古風景(2) / In our creation(2)
2014/12/27 aki
(Photo by aki)
稽古終盤 / The destination of our creation
2014/1/8 aki
昨年夏頃から続けてきたクリエイション、いよいよ終盤。
私も樹里さんも、少しでもよいものにしたいと、一層熱が入っている。
私にとって初めての、時間をかけて二人でつくる過程が大詰めを迎え、二人でいい制作ができていることを、本当に幸運なことだと、深く深く感謝。
作品も、お互いがとっても面白いものになると感じていて、本番が楽しみ。
ありがとうございました / Thank you
2014/1/12 aki
おかげさまで、『雑踏のスキマをひらく』無事終了しました!
満席のお客様をお迎えできて、心よりお礼申し上げます。
最後のご挨拶時に客席を見ると、たくさんのお客様の笑顔が並んでいました。素晴らしく素敵な空気が会場に満ちていて、演者とお客様の「通路」がひらけた一夜のように感じました。本当にありがとうございました。